4.スケッチと代表的なフィーチャー

 前章では、簡単なモデルを題材にして、スケッチやフィーチャーの作成方法を学習しました。
 この章では、このスケッチやフィーチャーについて、もう少し詳しく学習します。

1. スケッチの状態
 スケッチには、次の3つの状態があります。

@未定義
 スケッチの定義が不十分な状態(青色表示される)
A完全定義
 スケッチの情報が完全である状態(黒色で表示される)
B重複定義
 スケッチの寸法が重複していたり、拘束が矛盾している状態(黄色で表示される)

 ※他に“未解決(赤色)、無効(黄色)”という状態もあります。
 
2. スケッチを完全定義にする
@目指すところは、スケッチの完全定義
 未定義のスケッチでもフィーチャーを作成することは可能です。
 しかし、後に発生する変更(変形)のことを考えると完全定義にしておくことが望ましいです。
 未定義であるとパラメトリック変形を行った際に予想外の変形結果となる場合が多々あるからです。
 また、重複定義(未解決、無効含む)のスケッチは、モデルがエラーになるので修正が必要です。
 
A完全定義にするための3つの情報

 次の3つの情報
 1)スケッチの「形状」の情報
           
 2)スケッチの「大きさ」の情報
           
 3)スケッチの「位置」の情報
           
 を過不足なく与えると完全定義になります。

 
これらの情報は、「幾何拘束」と「寸法」によって与えられます。
 スケッチを完全定義にする手順の一例を動画で見てみましょう。
 
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