2.SolidWorksの特徴
 
1. SolidWorksとは?
 ミドルレンジ3D CADという位置づけで世界で最も普及しているWindows完全準拠の3次元ソリッドモデラーです。
 CAD機能として、以下のような特徴があります。
 
 
2. 3種類のドキュメント
 SolidWorksでは、次の3種類のドキュメントを取り扱います。

@部品ドキュメント
 フィーチャーを組み合わせて作成したドキュメントです。

 拡張子「.sldprt」
 
Aアセンブリドキュメント
 複数の部品ドキュメントやアセンブリドキュメントを合致という拘束関係によって組み合わせて作成したドキュメントです。

 拡張子「.sldasm」
 
B図面ドキュメント
 部品ドキュメントやアセンブリドキュメントを2次元図面に展開したドキュメントです。

 拡張子「.slddrw」
 
3. ドキュメントの相関関係
 3種類のドキュメントは、互いに完全な相関関係を持っています。
 1)例えば、部品ドキュメントに変更を加えます。

 2)すると、その変更がアセンブリドキュメントや図面ドキュメントにも反映されます。                  
 
4. フィーチャーベース
 部品は、いくつかの要素により組み立てられますが、この要素のことをフィーチャーといい、フィーチャー単位でモデルを構成することをフィーチャーベースといいます。
 SolidWorksは、フィーチャーベースの3次元ソリッドモデラーです。
 
 
5. パラメトリック機能
 数値(スケッチの寸法、フィーチャーの寸法)を変更することにより、モデルの形状や大きさを変更できる機能のこと。
 この機能を使って、形状等の変更が容易に行えます。
 
6. 設計意図
 モデルに変更を加えたときに、そのモデルが設計の趣旨、目的に沿って反応するように、寸法の入れ方や拘束の付け方を考えること。
 設計意図は、寸法の入れ方や拘束の付け方、寸法間への関係式の追加やフィーチャーのオプション選択などにより盛り込むことが可能です。

@中心から15mmという設計意図
 1)寸法で設計意図を盛り込むと 

 2)変形後も中心から15mm    
 
A端から20mmという設計意図
 1)寸法で設計意図を盛り込むと 

 2)変形後も端から20mm      
 
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